未婚のまま年を取り、独り暮らしを続けている高齢女性。親しい人も少なく「孤独死が不安でたまらない」と投稿し、話題を集めた。
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■70代で独居の女性
海外で暮らす女性は、現在76歳。これまで一度も結婚したことはなく、アパートで独り暮らしを続けてきた。血のつながりがある家族はいるが、親しい付き合いはない。
健康状態は良くあと数年は元気に暮らせると思っているが、最近は孤独死の記事を読むたびに不安な気持ちになる。「死後何年もたって遺体が発見された」という重い内容が、迫る自分の最期と重なるからだ。
■孤独死が不安に
同じアパートで暮らす人たちとは親しい付き合いがないため、このままだと突然死んでも誰にも気づいてもらえないだろう。
ベッドで横になったまま死ぬのか、椅子に座った状態で息絶えるのか。女性はそういう不安と恐怖を募らせ、最近は食欲もなく夜もあまり眠れない。孤独死は嫌だが、このままの状態であればそうなる可能性は高いと考えているそうだ。
■「ハッピーに生きて」と助言
今のような暮らしはつらいという女性が、イギリスのメディア『The Sun』に投稿し助言を求めたところ、回答者は「死ぬことではなく、ハッピーに生きることを考えるべき」とアドバイスした。
また孤独感を和らげるためにも、新しい友達を作ることに集中したほうがいいと勧めている。
趣味を見つける、興味がある地域のグループに参加するといった方法もある。新しい出会いがあれば人生がより豊かになり、孤独死の不安も軽減できるかもしれない。
■「孤独死の危機を感じる」約3割
Sirabee編集部が全国の10~60代の男女3,140名を対象に調査を実施した結果、全体の29.9%が「孤独死の危機を感じている」と答えた。既婚・未婚・性別・年齢に関わらず、こういう不安を感じながら生きている人は多いようだ。
ただ、自分ではコントロールできないことを気にしながら時間を無駄にするのは、もったいないことだ。人とのつながりを大事にすると同時に、必要であれば民間サービスの利用や高齢者住宅・老人ホームへの入居を、考えてみるといいかもしれない。