男性年収別「結婚したくない理由」

株式会社ネクストレベルが運営する「縁結び大学」が、独身男性177人にアンケート調査を行い、男性の年収と結婚願望の有無との関係を調べたようですので、ご紹介します。

<年収100〜299万円の男性>
もっとも多かった理由は、4人に1人が選択した「経済的に家族を養えない」です。次に多かったのが「自由な時間が減るから」と、「家庭に責任を持てない」(同率20.8%)でした。やはり、経済的な理由で結婚に対して二の足を踏む人が少なくないようです。
「結婚したい女性の条件」で1位に挙がったのが「年収が高い女性」で24%でした。この年収だと月々に使用できるお金は最大でも20万円ほどです。不可能ではなくとも、家族を養っていくには自信がないと感じてしまうのも無理はないかも知れません。「私が大黒柱になる!」くらいの意気込みをもつ女性が現れると、結婚に前向きになれるかも知れません。

<年収300〜499万円の男性>
多かったのは、「自由な時間が減るから」(26.3%)で1位、2位は「お金を自由に使えなくなるから」と、「結婚が良いと思えない」(同率15.8%)です。年収100〜299万円の男性と違い、自由を失うことを結婚のデメリットと感じている様子が読み取れます。
「結婚したい女性の条件」については、1位の「束縛しない」、2位の「互いに干渉しない」の、2つを合計すると53.3%です。前項で「結婚願望がない理由」として挙げられた「お金を自由に使えなくなるから」も踏まえると、できるだけ干渉されず、自由に使えるお金が確保できる、という2つが満たされると、結婚に前向きになるかもしれません。

<年収500〜699万円の男性>
「家庭に責任を持てない」「お金を自由に使えなくなるから」の意見が上がり、ともに1位の50%でした。年収500万円以上であれば、一般的には高収入の部類に入ります。ある程度責任のある役割を担い仕事をしている人も少なくないでしょう。だからこそ、もっと自由でいたいという想いから、家庭に責任を持つことに対して負い目を感じる人が多いのかもしれません。

「結婚したい女性の条件」は、「互いに干渉しない」「週末婚である」「財布が別」が33.3%で同率1位でした。この年収といえば、男性の平均年収と同等か少し上回ります。家族を養えない収入ではありませんが、男性の収入のみで家計を支えていく場合には、自由に使えるお金が十分にあるとは言えないのかもしれません。また、結婚に前向きになれない理由や女性に求める条件から、自由を追い求める傾向が強いことが読み取れます。この年収の男性は、女性にもある程度収入があり、お財布を別にするか、お金を自由に使える経済力が必要になりそうです。女性にも精神的な自立が必要といえるかもしれません。

<年収700〜999万円の男性>
「自由な時間が減るから」「趣味の時間を持ちたいから」の2つの意見に分かれました。対象者が少ないため偏りがあることは否めませんが、金銭的な理由は一切なく、自分の時間をもちたいことが理由で、結婚に否定的である人が多い傾向がうかがえる結果です。
経済的には平均以上で、家庭への責任に対する心配はないかもしれません。マネジメント能力に長けている人が多いと予想されますから、時間とお金は自分で管理し、趣味も充実させたい傾向が強いと言えそうです。結婚後にお財布は別にして収入の管理を各々で行いながら、自由にできる趣味の時間をしっかりと設ける生活が、理想といえるかもしれません。

年収が低いほど結婚願望が低く、年収が高いほど結婚願望も高い傾向にあることがわかりました。また、結婚に前向きになれない理由は、年収によって違いがあるようです。
どの年収帯でも「束縛されたくない」「仕事を優先したい」「子どもが欲しくない」という理由を選択した男性はいませんでした。これらは、結婚に前向きになれない一番の理由には、なりにくいようです。

<サライ.jp>
年収別で違う独身男性の「結婚したくない理由」|その本音と結婚観とは?

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