独身生存確認アプリ

「死了么(死んだ?)」と名付けられた中国製のアプリが、中国のApp Store有料アプリランキングで1位を獲得して大きな注目を集めました。2030年までに一人暮らし世帯が最大2億世帯に達すると見込まれる中国で、孤独死を恐れる人々が使い始めていると伝えられています。

死了么は、画面に表示される大きなボタンを押して生存確認を行うアプリです。ユーザーから2日連続してボタンが押されなかった場合、アプリは登録した緊急連絡先にメールを送ります。

@candiselin86

In an interview the app’s the creator said a team of three post-95 engineers developed 死了么 in less than a month, with a cost of just over 1,000 yuan (143usd), it has attracted investment interest, and is currently valued at 10 million yuan (1.4m USD) #china #chinese #app #LearnOnTikTok #TikTokLearningCampaign

♬ Old Disney Swing Jazz – Nico

このアプリは2025年5月にリリースされ、当初は人気ではなかったものの、2026年の初めからダウンロード数が急増して有料アプリランキングの1位に躍り出ました。

大きな注目を集めたことを受け、開発者が声明を出す事態にまで発展しています。開発者によると、このアプリは1995年以降に生まれた3人が共同で開発したもので、開発期間は1カ月足らず、開発費は1000元強(約2万3000円)だったとのこと。2026年以降ダウンロード数が100倍以上に急増し、サーバーの負荷と運用コストの増加を招いているそうで、開発者は価格を現行の8元(約180円)から15元(約340円)に引き上げる算段です。

なお、「死了么(Si-le-ma)」という名前は中国のフードデリバリー「餓了麼(E-le-ma:おなか空いた?)」をもじったものだと伝えられています。

このアプリは中国国外でも人気で、「Demumu」と名付けられた国際版はアメリカ、シンガポール、香港、オーストラリア、スペインで有料アプリランキングの上位に付けているとのこと。これは、中国国外に住む中国人ユーザーが利用しているものだと考えられます。

アプリを利用しているという北京在住の38歳、ウィルソン・ホウさんは「もし自分に何かあったら、賃貸で誰にも知られずに一人ぼっちで死んでしまうかもしれないと心配しています」と語り、母親を緊急連絡先として登録していることを明かしました。

また、一部では「死んだ?は縁起が悪い。生きてる?にすべき」といった意見も見られるとのこと。このほか、より機能を充実させるための新機能もユーザーから提案されています。

こうした意見を受け、開発チームは「今後は、SMS通知機能の充実、メッセージ機能の追加の検討、高齢者に優しい製品の検討など、製品の改良に注力していきます。また、皆様からいただいた新しい名称のご提案にも感謝しており、慎重に検討・検討させていただきます。これほど幅広い注目を集めることができ、光栄に思うとともに深く感謝いたします」と述べました。

<Gigazine>
独身の人が孤独死していないかどうかを知らせるアプリ「死了么(死んだ?)」が中国のApp Storeで有料アプリのトップにランクイン