家計を改善したい。お金について詳しくなりたい。そう思ったのには何か理由があるはず。
ここではAll About編集部が9月から募集している「家計改善の成功体験エピソード」から、家計改善に取り組むきっかけとなった出来事やその過程を紹介。
いろいろな方の家計改善エピソードを通して、ご自身の家計を振り返る際の参考になると幸いです。
独身を決めた日に恐る恐る把握した自分の総資産
今回は、埼玉県に住む43歳独身女性の家計改善エピソードを見ていきます。
■家族構成と金融情報
家族構成:単身
世帯年収:本人500万円
世帯金融資産:現預金1800万円、リスク資産800万円
■月の主な支出
住居費:7万5000円
食費:1万5000円
家事生活費:1000円
水道光熱費:3000円
通信費:4000円
小遣い:-
趣味教養娯楽費:10万円/副業のための学校通い
保険料:0円
投資額:9万円
その他の支出:歯科医院への通院費
■家計改善のきっかけと目標
きっかけ:独身でいると決めたから
目標:6000万円貯めて老後に家を買う
「今世で、もう結婚することはなさそうだと思った」と書き始めた投稿者。
同時に、「老後資金を心配する割には、現在の総資産額を把握してなかった」ことに気づき怖かったそうですが、まず自身の総資産の把握からスタート。同時に節約を意識するようになったそうです。
「ネットで見たら、同年代でたくさん資産がある人がいたので家計改善を開始した。私がお金に疎そうなので、複数の友達からつみたてNISAやiDeCoを強く勧められた」
また親からも、これからの時代はいろいろ大変だから副業の準備をしたほうがいいと言われたとのこと。
節約や生活の工夫などリアルな家計改善の方法は?
実際に投稿者の方はどのような節約生活を行っているのか。記入いただいた項目を箇条書きにするだけでもズラリ。かなりストイックな節約生活を実践されているようです。
・スマホを格安スマホに変更
・食費を1万円以内にした(安いスーパーで買う)
・いらない口座を解約して、利率のいいネット銀行(auじぶん銀行)に変更
・外食はなるべくしない
・どうしても外食したいといは、500円引きクーポンを使って、安くご飯を食べる(実質100円くらい)
・水筒を買い、自販機でお茶を買わない
・本は買わず、図書館で借りる
・お水は水道水を飲む
・お風呂は半分しか入れない。シャワーはなるべく使わない(水道代節約)
・美容院代節約のため、都内の有名美容院カット8000円から、安い3000円カットの美容室に変更した
・楽天モバイルをWi-Fiがわりにして、ネット代節約(3200円でネット使いたい放題)
・冷蔵庫の脇に物を置かない(消費電力が増える)
・服は買わない(古い服を着まわしています)
・化粧しない(化粧品代節約)
・会社の会食には参加(上司他の奢りでランチ代節約)
・行きたくない飲み会に行かない(時間とお金の節約)
・ふるさと納税で日用品・食材を買う(トイレットペーパー、大容量の洗剤、蕎麦など)
・交通費節約(会社の帰りに寄れる場所は、会社帰りに寄る。土日に交通費をなるべくかけないようにする為)
「とにかく家計簿をつけて全て節約できるかを分析し実行する。わからないことはネットで調べる」という投稿者。
節約生活の結果「投資できるお金ができてつみたてNISA3万3000円と、確定拠出年金5万5000円を積み立てることができた」そうです。
老後のために目標は金融資産6000万円
これだけストイックな節約生活をされる投稿者。モチベーションを「総資産を6000万円にする。老後に家を買いたいのと、生活費のためそのくらいは必要だと思ったから」とコメント。
現在も家計改善を継続されているそうですが、一方で最近は考え方に変化が表れているようです。
「食費が値上がりしているし我慢しているとストレスが溜まるので、食費はもう少しアップしても良いかもしれないと思うようになった。安いお寿司を買ったら、お腹を壊し病院代がかかってしまい体力的にも消耗した。節約思考になるとお金の心配ばかりになってしまうのでよくないなと思った」
現在意識していることは、生活レベルを上げないことに加え「何事もほどほどに」の精神だと回答されています。
※カッコ内の回答者コメントは原文ママです
※エピソード内の情報は現在とサービスや金額などの内容が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
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「今世での結婚は諦めた」43歳アラフォー独身女性が本気になった老後のお金