最近、日本では独身者が5000万人を超えたという。かつては、ある程度の年齢になれば結婚するのが当然だったが、そうした考えはもう古いのかもしれない。
実際、こうした考えはお隣・韓国も同様だ。韓国統計庁の経済活動人口調査によると、2021年基準で30代後半の男性の38.5%と、30代後半の女性の19.8%が未婚状態ということがわかった。30代後半の男性の場合、3人のうち1人以上が未婚なのだ。
また同調査によると、男性は学歴が高くなるほど未婚率が低くなった。中卒以下は半分以上の54.3%が30代後半まで結婚できなかった。
未婚者の増加が目立つようになると、心配になるのは身内や周囲の人たちの“催促”だ。
韓国の結婚情報会社デュオは30~40歳の未婚男女500人を対象に、「結婚の催促を受けたことがあるのか」というアンケート調査を実施している。
その結果、未婚男女が初めて身内から結婚を督促された年齢は、男性平均31.0歳、女性平均32.4歳だった。
両親から結婚の催促されたと答えた人は、親がそうした理由について「子供が早く安定した生活を送ってほしいから」というのが半数近くの結果となった。また「歳を重ねるほど、結婚が難しいと思って」「今くらいの年齢が結婚適齢期だと思って」などの意見が続いた。
日韓共に未婚者が増えている以上、新たな価値観を受け入れていくべき時代になっている。無闇な結婚の催促は、もはや時代の流れに逆行しているのかもしれない。
「新たな価値観を受け入れていく」そのための制度を拡充する。ぜひ進んで欲しいものです。