孤独による5つの身体の症状

孤独は、身体的な苦痛というより心理的な苦痛といわれる。イギリスのセラピスト検索サイト『My Online Therapy』の共同設立者で顧問心理学者のエレーナ・トゥーロニ博士によると、孤独を抱えている人は「大切な人と、より深く親密なレベルでつながれない」「家族は自分を表面的にしか知らない」「家族は本当の自分を知らない」と感じていることがある。知り合いは多くても、“自分を理解してくれる”親友はいないと感じているかもしれない。

でも、イギリスのネットワーキング推進団体『Campaign to End Loneliness』によると孤独は、“気持ちの状態”という言葉では片付かない複雑な問題。社会からの孤立は、心だけでなく体にとっても害となる。

1.寝すぎ、または寝なさすぎ
孤独を感じて落ち込むと、睡眠パターンが乱れたり、不健康な行動が始まったりする。それで気分がさらに落ち込み、心と体の状態が悪化するという悪循環。
やけ食いしたり、お酒を飲んだりすることで、孤独に伴う悲しみや怒りなどのネガティブな感情をなんとかしようとする人がいるけれど、それはネガティブな行動に拍車をかけて、その人を一層孤立させるだけ。

2.心血管系の問題
孤独は心血管系の疾患に関係している。これは孤独を感じると、ストレスホルモンのコルチゾールが増加するから。
孤独は喫煙と同じリスクを心臓にもたらすそう。

3.高血圧
孤独は高血圧の原因にもなる。4年に及ぶ研究の結果、孤独の影響が蓄積すると、それほど孤独を感じていないときよりも収縮期血圧(心臓が脈を打ったときの動脈内の圧力)が高くなることが分かった。孤独感が強ければ強いほど、心血管系にかかる負担が増して、のちのち大きな問題を引き起こす。

4.免疫系の問題
孤独が続くとストレス信号が出ずっぱりになり、免疫系の機能に悪影響を及ぼす。
孤独は、いろいろな意味で慢性的なストレス要因といわれている。孤独は社会的に辛い状況で、長期にわたることもあるからだ。「カリフォルニア大学の研究でも、私たちの研究でも、孤独感が強い人には、そうでない人に比べて体内の炎症が多く見られました。裏を返せば、社会とのつながりを強く感じている人は、体内の炎症が少ないということです」

5.認知機能の低下
「3年というフォローアップ期間を通して、孤独と社会からの孤立は、どちらも認知機能の低下に紐づいていることが分かった。また、社会参加の推進と心の支えになるような人間関係の維持は、認知機能の低下を防ぎ、そのリスクを下げるうえで役立つ可能性がある」と結論づけた。

<解決策>
「もっとも身近な人との交流」し、
「対面でもしくは電話」で、
「有意義な話、積もる話、冗談、そして不安や愛情の伝達」を行う。

「『人と一緒にいても寂しい』という言葉がありますよね。大勢の人に囲まれて、はたからは寂しそうに見えないけれど、実は寂しい。それに他人が気づけないケースは多々あります。孤独は恥という誤った概念がはびこっているせいで、みんな口に出せないのです」

一度立ち止まり、「自分が“なぜ”そう感じているのか」を考えることで、森を抜ける道が見えてくることもある。

「悲しみや怒りを感じる理由に自分で気づくのは大変です。孤独のせいにはしないかもしれません」とクオルター教授。「だからこそ人間関係を見直して、不快な負の感情が孤独から来ているかどうかを調べることが大切です。孤独から来ている場合は対処法を見つけ、人とのつながりを取り戻す必要がありますよ」

とのこと。コロナ禍も影響し、独身の人はより孤独を感じる機会が増えているのではないでしょうか?
孤独が身体に影響を及ぼすと言うのは感覚としてもわかります。
まず、「自分が“なぜ”そう感じているのか」を考えると言うのは大きな一歩になるかもしれません。

<Women’s Health>
孤独が原因で体に表れる5つの症状とは?

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