ひとり親家庭のためのフードバンク「グッドごはん」をする運営する認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは、主に離婚によるひとり親家庭の養育費受け取りの実情を把握するためのアンケート調査を行いました。その結果、さまざまな理由により、多くのひとり親家庭が養育費をきちんと受け取ることができず、また、その状況を変えることが難しい現実が浮き彫りになりました。
①ひとり親家庭になった理由
②扶養する子どもの人数
③養育費の取り決め有無と取り決め金額
④養育費の受け取り状況
⑤養育費の受け取り金額
<養育費減少の理由>
「コロナの影響による相手の収入減少。」
「念書に「増減可能」と記載されている為。」
「養育費を払ってもらえるように、毎月LINEで何度も連絡して、なるべく払ってもらうように頼んでいるが、お金がないといい、いつも減額したり、払ってくれないことも多い。」
「相手は自営業なので仕事の状況や、再婚、子供が生まれるなどの理由で支払いが滞り、必要時にはLINEで連絡はとれるがあまり話し合いに応じてはくれない。」
⑥養育費交渉の現実
<言えない理由>
- 「もと主人のDVが原因で私が離婚調停をして離婚したので、怖くて先方には連絡していません。」
- 「離婚に応じてもらうだけで精一杯だった為。」
- 「精神的ストレスになる為、トラウマ。」
- 「養育費の話をすると火がついたようにキレだす。酒癖が悪く、DV、子供も殴られた事があるので、これ以上言うと命の危険があるので言えない。」
- 「連絡先がわからないため。」
- 「今住んでいる自宅を知られる恐れがあるため。」
リアルな回答結果ですね。それぞれいろんな事情があると思いますが、子供たちが幸せでいてくれることとひとり親のみなさんが安心できる暮らしになる日が来るのを切望します。
<NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン>
【アンケート】養育費が1万円?ひとり親家庭の実情を調査