中国の独身サービス

中国では3人家族の世帯が減少し、1人世帯が増加しています。
民政部によると独身人口は2018年に2億4000万人に達しており、特に若い独身人口が急増。「個人化」「小衆化」されたビジネスモデルが生まれ、食事や娯楽、各種サービスで「独身経済」が活発となっているようです。

日本や韓国の飲食業界が1人用の食事サービスを取り入れているように、中国でも同様のサービスが拡大しています。バーベキューレストランや火鍋料理店、日本料理店など40種類以上の店舗が1人用のメニューや1人向け個室を設けており、市場規模は62億5000万元(約1125億6000万円)に達しているとのこと。

カラオケ、ボウリング場、旅行会社など従来は団体客を相手にしていたレジャー・娯楽産業も「1人遊び」のニーズをつかもうとしていて、セルフサービスのミニカラオケ個室、1人旅プラン、1人用フィットネスなどの新しいビジネスが登場しているようです。

オンラインショップのサイトでも、1人用の小型ケトル、ミニ冷蔵庫、ミニ電気鍋などの家電が「標準装備」に。独身者が孤立感を紛らわせようとペットの猫と犬の需要も高まっており、「おはよう」「おやすみ」といったあいさつやお祝いの声をかけるサービス・商品が人気を博しているようです。

おひとりさま向けのサービスが拡充していくことはもちろん喜ばしいのですが、おひとりさまの不安も解消できるようなサービスがでてくるといいなと思います。

<AFPBB News>
中国で広がる「独身経済」 1人用カラオケや火鍋 日本料理

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