2月4日に公開となった『鈴木さん』で、映画初主演を飾ったいとうあさこさんが今の生活やこれからについて語っています。
「“今が凪なだけで、わからない”という言い方を私はよくします。でも、そう言うと“結婚を諦めたんだね”って言われるんですけど、ちょっと違う。まあ結果、ありますよ。このままひとりで棺桶はあるけど、諦めた、諦めないではなくて。本当に“今”ないってだけで。時間さえあれば、大久保(佳代子)さんの家に行って、犬を撫でながら飲む日々です(笑)」
「みんなで飲むはずが全員来られず、2人で飲んでいたらなし崩し的に……みたいなのばっかりだったから(笑)。“合コンで”みたいな経験が1回もなく、常にウチに転がり込んできていたので“人は自然と出会う”という経験値で生きてきちゃったことが、落ち度なのかもしれない(笑)。努力して出会う経験をしていれば、今も出会いを探していたのかな?」
「昔からずーっと、“今後どうなる”みたいなのはなくて。ここ数年は“生きる”を目標にしています(笑)。生きるってすごく楽しいけど、難しいし、しんどいことだと思うので。夢は、近所の子どもたちが笑う変なおばさん、かな?
死ぬ間際、集まってきた子どもたちに“みんなに言っておきたいことがある。来週の水曜に……”で旅立つ(笑)。“えっ、水曜に何?”“あさこばーさん!”って大騒ぎになるんだけど、“でもどうせあの人のことだから、水曜には何もないんだよ”ってみんなが笑い、寿司を食べる。そんな葬式だったら素敵だなって思いますね。でも、臨終間際にそんなに頭が回るなら、まだまだ生きそうな気がしますけど(笑)」
すごく素敵な女性ですよね、芯があって愛情があって。
今後の彼女の生き方は独身の人の参考になるのではないでしょうか。
<週刊女性PRIME>
いとうあさこが語る、結婚・終活・今後「生きるってすごく楽しいけど、難しいし、しんどい」