シングル世帯増加の影響

日本経済新聞でシングル世帯が増加することによる「必要な覚悟」が紹介されています。

政府が2021年11月末に公表した20年の国勢調査の結果では、単身(シングル)世帯の割合が38.1%となり、05年比で8.6ポイント上昇した。高齢化が進むなか配偶者の死別や離婚が理由で単身となる人は多く、さらに若いうちからシングルで生きる「おひとり様」人生を選ぶ人も増えている。「結婚はいうまでもなく個人の自由だが、シングルを選択する場合には、少子化によって起きる事態への覚悟が必要」というのがニッセイ基礎研究所の人口動態シニアリサーチャー、天野馨南子さんの考えだ。将来的に、個人や社会はどんな備えが必要になるのか。

「老後が将来世代の納税によって支えられている日本の社会保障制度という枠組みの中では、子供を持つ可能性が極めて低い独身者は、子供を持つライフコースの人々の子孫に老後を支えてもらわなくてはならない。そもそも日本は世界でトップレベルの治安と公共インフラを持つ平和な国だからこそ、一人でも暮らせる。しかしこの治安・インフラの根源は、税金であり、その税金を支払う人口(国民の総数)だ」

「一人で生きたいという思いや、最終的な選択を否定するつもりは全くない。しかし、この平和で安心安全な今の日本を維持していくには、自らの世代の老後を支えられる程度の次世代の人口、すなわち税収が必要だということは強調しておきたい」

「多くの独身者について、結婚希望がかなわないまま未婚化している状況のため、そこに対して課税するというアイデアは当然、大きな反発があるだろう。ペナルティー的な発想ではなく、結婚をして子供を持っている人に税的なメリットを与える政策のほうが現実的だ」

読んでいて結局日本では結婚して少子化を止めることをしないといけないんだよ。そうしないと日本の税収制度は破綻する。それをわかってるの?と言われてる気分になりました。

言ってることはわかります。わかるんですが、いつの時代でも国家繁栄が最上位の価値観なんだなと思いました。
そんな大義名分を言われても・・

<日本経済新聞>
シングル世帯が増加 専門家が説く「必要な覚悟」

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