作家の岸田奈美さんは、iDeCo(確定拠出年金)の書類を書きながら、自分以外の家族全員がいなくなったときを想像し「自分以外の家族全員が亡くなったとき、生き続ける理由はあるのか。」と感じたそうです。
※iDeCoは節税と老後の資金積み立ての面で利用できる確定拠出年金の制度
岸田さんはこう語っています。
「母と弟がいなくなったとしたら、もう、わたしにその不在を乗り越えるだけの体力も気力もない。」
そしてこうも語っています。
母だって、弟だって。「いやあ、ごめんごめん。ふたりとも死んじゃってさびしいから、自分も死んでこっち来ちゃった」っていったら、やっぱ「バカタレ!」って怒られると思うんよ。いや、怒られるより、悲しまれるな。
わたしはこの先で、希望を見つけなければ。
遅かれ早かれ避けられない現実。
その現実を準備して迎えるのも、現実になった時に初めて向かい合うのもどちらが正しいとかはありません。
それでもさまざまな人が悩み苦しみながらも生きているんだと思います。
<PRESIDENT Online>
「親もきょうだいも死んだ後に、生き続ける理由はあるのか」20代独身女性が出した結論