今早期退職への注目が集まっていますが、生涯独身の「お一人様」の場合の資産形成のシミュレーションを試みた記事でしたので紹介します。
<法律の状況>
・高年齢者雇用安定法により、60歳未満の定年は禁止されている
・2021年4月に70歳までの就業確保措置が努力義務とされている
<必要資金>
生涯収入=「給与」+「退職金」+「公的年金」+「アルファ」
上記の生涯収入として必要な金額は「老後資金不足分1200万円」+「45~65歳の生活費4320万円」=約5500万円と試算されています
<45歳に早期退職した場合>
25~45歳の20年間で5500万円の資産を作ることが必要になります。
単純計算でも、5500万円÷20年=年間275万円です。
そのためには、25~30歳まで毎月7万円を、30歳からは毎月8万円を、それぞれ年率11%で積立投資すると、45歳で約6500万円になります。
<上記の金額を捻出するためにクリアにすべきこと>
・家計から毎月8万円を投資に回す
・年率7~11%で複利運用できる金融商品を見つける
うーーん。なんと言いますか現実的ではないなと感じました。
上記を実現できる人ももちろんいるかと思いますが、そこまで優秀な方だと稼ぐことに目が向く気がします。
あくまで45歳で早期退職をするのであればという前提ですので多くの人はしっくりこないと思います。