最近では結婚をせずに生涯独身を選択する人も増えています。また、35歳で年収500万円あれば、十分に独身生活を満喫することができるのではないでしょうか。
しかし、それでも家族や友人から結婚をすすめられることもあるでしょう。本記事では、現代では独身でも問題ないかなどについて解説するので、気になる人は参考にしてみてください。
未婚率は年々高くなっている
近年では独身を貫く人が全体的に多くなっており、これは男性でも女性でも共通している現象といえます。
例えば、35歳から39歳までの未婚率は1980年代では男性4.7%・女性5.5%でしたが、2020年では男性38.5%・女性26.2%です。これは35歳から39歳までの年代に限ったことではなく、すべての年代で未婚率は上昇しています。2020年の各年代の未婚率は、図表1のとおりです。
図表1
男性 | 女性 | |
20歳から24歳 | 95.7% | 93.0% |
25歳から29歳 | 76.4% | 65.8% |
30歳から34歳 | 51.8% | 38.5% |
35歳から39歳 | 38.5% | 26.2% |
40歳から44歳 | 32.2% | 21.3% |
45歳から49歳 | 29.9% | 19.2% |
50歳から54歳 | 26.6% | 16.5% |
35歳から39歳までの男性では3人に1人が未婚であり、女性でも4人に1人が未婚なのが現状です。また、このデータは2020年のものなので、2024年現在ではさらに未婚率が上がっている可能性があります。
現代では、35歳で未婚だとしても珍しくはなく、実際に自分の周りを見渡しても未婚の人は多いのではないでしょうか。基本的には年代が高くなるほど未婚率は低くなりますが、積極的に結婚をしているのは20代から30代前半が中心なのかもしれません。
結婚していない人に対しての感じ方も変化している
ひと昔前までは、「結婚してやっと一人前」との考え方が一般的だった背景もあって、20代や30代で結婚を意識する人が多かったといえます。また、職場や親戚などからも結婚をせかされるケースも珍しくなく、恋愛結婚以外にもお見合いなども活発におこなわれていました。
しかし、近年は考え方などが変化した影響もあって、独身を選択する人も増えています。職場や親戚間でも、独身者に対して結婚をせかすことが減ったといえるでしょう。
35歳で年収500万円稼いでいるなら平均よりも多い
35歳で年収500万円稼いでいるなら平均よりも年収は高く、自分だけで使うなら生活は十分に送れる金額といえます。2022年の給与所得者の平均年収は、35歳から39歳は462万円なので、同世代と比べても収入は多いです。独身なら稼いだお金をすべて自分で使えるため、趣味にも時間やお金を割けるでしょう。
独身を選択する人の中には、趣味に時間を使いたいからとの理由から独身を続ける人も少なくありません。また、1人暮らしの場合は生活の自由度なども高いため、現在の自由で安定した生活を続けたいと考えるケースもあります。大切なのは自分がなにを重視するかです。
まとめ
近年では35歳で独身の人は増えており、年収500万円なら独身生活を満喫できる可能性は高いでしょう。少し前までは結婚してやっと一人前との考え方もありましたが、最近ではそうした考え方は少なくなり、結婚せずに趣味などにお金や時間を割くという考え方も一般的になっています。
ただし、結婚にもメリットやいい点は数多く存在します。考え方が変わった際には婚活などにも取り組むのもいいでしょう。
<ファイナンシャルフィールド>
35歳、年収500万円で「独身生活」を満喫しています。親からは結婚をすすめられますが、今は“独身”でも問題ないですよね…?