米国Z世代の独身感

アメリカZ世代の若者の結婚の優先順位は低い、なぜならそれ以上にセルフケアが大事だから。そんなデータが話題になっています。

デートアプリの最大手ティンダーによれば、Z世代の8割が、誰かと付き合う時の最大の目標は結婚ではないと答えています。しかも結婚は優先事項リストの10位という低さ。これは1つ前の世代、ミレニアル世代の4位と比べてもかなり順位を下げています。

では最優先は何でしょうか? それは自分のメンタルや体の健康を大切にする、セルフケアです。アメリカZ世代は3人に1人が、何らかのメンタルの問題を抱えていると言われるほど。そのため何よりもセルフケアが何より重要になっていることが想像できます。

しかも相手に関しても、セルフケアに取り組むことに前向きな相手に、より魅力を感じるという人が75%もいました。

他人ではなくまず自分を大切にするのもセルフケアのポイントですが、相手にも自分を一番大事にしてほしいと思っているのです。

相手に求めているのは、忠誠心や尊敬、心の広さなどの内面的な価値観で、それらを外見よりも重要視しているといいます。逆にそんな気持ちを裏切られることがあったら、もう付き合いたくないというのもZ世代です。

またさすがセルフケアに敏感なZ世代、調査対象のほとんどがお酒を全く、あるいはたまにしか飲まないと答えています。お酒に頼らずに心を整えて、相手との関係をしっかり考えたいと思っていることが伺えます。

こんなZ世代同士が結婚すれば、自分だけでなくお互いを尊重し、長続きする関係が築けるのではとコメントする専門家もいるほどです。

現在アメリカ人の結婚の平均年齢は女性29歳、男性31歳で、史上最も高くなっています。またアメリカの成人の5割近くは独身です。

Z世代の中でも最年長の若者が結婚する年齢にさしかかった今、セルフケアを重んじる彼らの価値観は、結婚のあり方を大きく変える可能性もあります。

<日刊ゲンダイ>
米国では成人の5割は独身…Z世代は結婚よりセルフケアが優先

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