独身おすすめ間取り

独身の場合は、比較的コンパクトな広さでも十分に快適な暮らしを実現できるため、平屋を選択する方も少なくありません。

今回は、独身の方が平屋に住むメリットや、暮らしやすいコンパクトな平屋の間取り例を見ていきましょう。

平屋が独身の方に向いている理由

まずは、平屋が独身の方に向いている理由を見ていきましょう。

自分のこだわりを実現できる

マンションやアパートで暮らすのと違い、平屋を建てれば、間取りや内装、外観まで自分の思い通りにつくれます。

賃貸マンションなどでは駐車場がないケースがありますが、敷地内に駐車スペースを設ければ、毎月の駐車場代を払う必要もなくなります。また、ガーデニングや家庭菜園が趣味なら、庭のある暮らしを楽しむことも可能です。

バリアフリーにできる

一人で暮らす家を建てるとなると、長く住むことを想定して、老後の生活まで見据えてプランを考えるケースが多くなります。

平屋であれば階段がなく、バリアフリーのフラットな間取りにしやすいので、高齢になって足腰が弱っても安心して住み続けられる家をつくれます。

掃除やメンテナンスの手間が軽減される

平屋は基本的に段差が少ないため、掃除が楽に行えます。また、屋根や外壁の修繕の際に足場を2階建てほど高く組む必要がないため、その分メンテナンス費用を抑えやすくなります。

独身で住む平屋の広さ

平屋の家は独身の方にとって暮らしやすい要素がたくさんありますが、実際にどのくらいの広さがあれば、快適な生活を送れるのでしょう。

独身世帯に必要な広さの目安

国土交通省の「住生活基本計画における居住面積水準」では、単身世帯における面積の目安を次のように定めています。

最低居住面積水準:25平米(約7.6坪、約15.4畳)
誘導居住面積水準(都市型):40平米(約12.1坪、約24.7畳)
誘導居住面積水準(一般型):55平米(約16.6坪、約34畳)

最低居住面積水準とは、生活に最低限必要とされる広さです。25平米は、余裕があまりないワンルームの広さ程度となります。

誘導居住面積水準は、多様なライフスタイルを想定した場合に必要とされる広さです。都市型は「都心やその周辺での集合住宅(アパートやマンション)」、一般型は「郊外や都市部以外での一戸建て」を想定しています。

少しゆとりを持たせた平屋を建てるなら、誘導居住面積水準の一般型にあたる55平米を目安にプランを考えてみるといいでしょう。

独身世帯における部屋数の考え方

独身で一人暮らしをする場合、必要以上に部屋数を増やす必要はありません。LDKと寝室のみなら1LDK、仕事部屋や趣味の部屋などを別途つくるなら2LDKで考えてみましょう。

部屋数が増えてLDKの面積を圧迫することがないように、バランスを考えて計画することが大事です。

建築費用の目安

55平米の平屋を建てる場合、建築費用はどのくらいになるのでしょうか。平均的な平屋の相場は坪単価「60万~80万円程度」といわれています。

住宅の建築費用は、広さとともに建物のグレードや導入する設備などによっても大きく左右されます。

そのため、一概に「費用はこのくらい」と断言することはできませんが、55平米を坪数に換算すると「約16.6坪」なので、仮に坪単価を70万円と想定すれば、建物本体の費用は「70万円×16.6坪=1,162万円」と試算できます。

ここに、付帯工事費や諸経費などを含めたものが、総工費になります。具体的な費用の目安は、実際に見積もりをとって確認しましょう。

平屋で一人暮らしをするときの間取り例

平屋での住み心地は、単純に広さだけでなく間取りが大きく影響します。
ここでは、55平米程度の延床面積で建てられた平屋の間取りをいくつか紹介するので、参考にしてみてください。

スタンダードな1LDK

こちらは、45平米のコンパクトな1LDKの事例です。廊下スペースがほぼなく、水回りも1ヶ所に集約された効率的な間取りなので、快適な一人暮らしができるでしょう。

居室にはウォークインクローゼットを備えているので、荷物や衣類が多くても安心です。また、一人で暮らしやすい、ほどよい広さなので、掃除の負担も軽減できます。

高い天井を生かしたロフト付き1LDK

「天井を高くできる」という平屋のメリットを生かしてロフトを設けた、約55平米の物件です。

キッチンは壁付けにして、LDKを広く見せています。キッチンの横にはパントリーとして使える納戸、玄関横にはシューズクロークがあるので、収納スペースは十分です。

ロフトは、収納や趣味のスペース、テレワークスペースなど自由な発想で使えます。

ミニマルな暮らしができる「ゼロLDK」

少し変わった間取りとして、「ゼロLDK」の平屋の事例を紹介します。この事例では、LDKと寝室をあえて仕切らず、生活空間をギュッとまとめた「ゼロLDK」と呼ばれている間取りです。

天井の一部には、平屋ならではの勾配天井を取り入れて、開放感がありながらメリハリのある空間を生み出しています。

玄関にゆったりとした4.5畳の土間を採用しているのも、この事例の大きな特徴です。

自転車を置いたり、カウンターを設置して外を眺めながら読書したり、ライフスタイルに合わせてさまざまな使い方ができるのが魅力です。

平屋の建築が得意な住宅メーカーに依頼しよう

平屋は、独身で一人暮らしをする方にとって、自分らしい暮らし方を追求できる住まいです。一般的な2階建て住宅とは、構造や間取りの考え方が異なります。

そのため、施工を依頼する際には、平屋の建築を得意としているか住宅メーカーかどうかを見極めることが大切です。

<LIFULL HOME’S>
独身の一人暮らしにも平屋はおすすめ! メリットや間取り例を紹介

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