愛知県は、LGBTなどの性的少数者を含むすべてのカップルとその子どもらを公的に「家族」とみなす「ファミリーシップ制度」について、導入に向けた検討を始めると発表しました。
この制度は、性的少数者や事実婚など、様々な事情で婚姻制度を利用できないカップルやその子どもに対し、公的な「家族」として行政サービスが受けられるように自治体が証明書を発行するものです。
愛知県は、性別にかかわらずすべてのカップルやその子どもを、制度の対象にする方針です。
子どもを含めた形でのファミリーシップ制度の導入は都道府県単位では初めてです。
この制度によって、県営住宅の入居や県営病院での面会などで家族関係と同様の取り扱いが認められるということです。
愛知県は今後、専門家の意見なども踏まえ制度の詳細を検討し、来年4月の運用開始を目指すとしています。